2年ぶりの水辺荘リピータ向け多摩川ダウンリバー&京浜運河22kmツアー。中学生から60代まで幅広い年齢の方にご参加いただきました。
昨年は台風被害が酷く航行を自粛。地形も大きく変わってしまったかもと心配でしたが、大きくは変化しておらず例年通りのゆったりした下流域ダウンリバーを楽しめました。ただし丸子橋下流あたりは相変わらず浅瀬があり、ショートフィンが楽。以前ユニークな小屋が建ち並んでいた六郷あたりの河川敷小屋集落は見事に激減。やはり台風で流されてしまったのでしょう。昨年、羽田周辺の干潟で河川敷に小屋を建てしじみを採りを生業としている老人に密着したドキュメンタリー映画「蟹の惑星」を見ることができ、セルフビルドで巧妙に建てられている小屋により興味が湧いていたので残念でなりません。河川敷の大きな樹木が意外と残っているのがせめてもの救いでありました。水辺荘メンバーも漕げる人が多くなったからか、予定より早めにランチ休憩をとる10km地点の羽田対岸RIVER CAFE TREX Kawasakiに到着。この日は潮位が安定している日だったので、遠浅の干潟に足をとられることなく無事上陸。干潮時は結構大変なので潮位をよく吟味することが重要です。ショートフィンだと上陸や川へのエントリーが楽ですよ。
TREXは足洗い場があったりテラス席も豊富なので、ウエットパンツやブーツのままでも気兼ねなく入れるのが魅力。ただしこの日は天気が良かったので思いの外サイクリングのグループや近隣の犬連れの方で賑わっており、僕らみたいな大人数は早めに行かないと席がなくなっているところでした。ボリューム満点のランチプレートに無事ありつけ、1時間の休憩後京浜運河俎上に向けて再エントリー。
羽田空港周辺は、この2年でオリンピックに向けた再開発が目白押しで、巨大ホテルやショッピングモールなどの大箱建築が立ち並んでいました。羽田空港からから川崎殿町の再開発エリアに直結予定の橋は予定より遅れている?ようで、まだ繋がっていませんでした。コロナがなければ飛行機の発着も超過密で賑やかなエリアになっていたはずです。現在は飛行機の離発着も少なく、できたての大型建築が静かに建ち並ぶ状況です。何れにしても多摩川からの風景は大きく変わりました。目印にしていた赤い羽田の大鳥居がなくなっており、どこが海老取川の入り口なのかわかりづらくなりました。
京浜運河も日曜日だからか船の航行もほとんど無く、多摩川同様貸切状態。東京モノレールは相変わらず、手を振る我々を見つけるとフォーンを鳴らしてくれます。
途中大森ふるさとの浜でトイレ休憩し品川勝島運河までTREXから12km。
こちらも予定より1時間ほど早めに到着。日没前にトイレと水道が使える公園でSUPをパッキング。スムーズに京急線で帰路につきました。大きなSUPを持っての公共交通を使っての移動はちょっと大変ですが、それ以上に都市の公共空間をおおらかに楽しむ1wayツアーの魅力は捨てがたいものがあります。旅行や会食他、集まること移動することが制限されている現状、コロナ禍の身近な場所の刺激的な体験、SUPはソーシャルディスタンスも無理なくキープできるアクティビティーです。
ある程度のSUP経験者でツアーにご興味ある方は気軽にお問い合わせください