『水辺空間の公共性』~水辺荘の活動を始めるにあたり

「水辺荘誕生前夜」~なぜ水辺を親しむ活動を行なうのか?

2012年11月、横浜市大大学院の公開講座において、設立のメンバー山崎と岩本が「水辺空間の公共性」についてディスカッションを行いました。水辺荘として活動がスタートしたのは、2012年9月。まさに発足直後に行われたディスカッションです。
わたしたちは「SUPだけを楽しむグループ」ではなく、「SUPは都市の水辺を活性化するために有効なツールの一つ」と考えています。当事のディスカッションの内容を振り返ることで、「開かれた水辺空間を作りたい」という当初の想いをマイルストーンとしながら、日々の活動を行なっていきたいと思います。

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4682b4″ color=”#fff” margin=”0 0 15px 0″]水辺に興味をもったきっかけは?[/st-minihukidashi]

私は水辺について学生の頃から興味をもち、運動部でヨットをやったりしていましたが、当時はスポーツやレジャーの文脈での活動であり都市の水辺の活用を試みるものではありませんでした。当時の活動に比べますと、水辺の活動の経験を経て都市のレイヤーを読み取る感覚が変わったと思います。(山崎)

 

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4682b4″ color=”#fff” margin=”0 0 15px 0″]水辺での活動を始めて気が付いたことは?[/st-minihukidashi]

護岸の間の階段やフェンスの存在など、歴史の痕跡や官庁管理の現実にも気が付くようになりました。また都市の中でありながらも、自然が強く息づいていることも実感しました。水面は月の満ち欠けの影響を受け2m前後も水位が変わりますし、高潮の影響も受けます。今まで陸上で感じなかったことが水辺の活動によって見えてきました。(山崎)

 

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4682b4″ color=”#fff” margin=”0 0 15px 0″]大岡川を活動拠点にする理由とは?[/st-minihukidashi]

我々にとっては水辺はどこも同じではありません。また気軽に、安全に、楽しめると場所も少ないものです。横浜のインナーハーバーは波が高いところもあって、安易には利用できません。しかし横浜には運河が多く、このような場所は比較的、波も穏やかですので、水辺に親しみやすいのではと思います。(岩本)
私たちが利用させていただいている黄金町の桜桟橋では、谷口さんというリベラルな地域のリーダーがいて、我々を受け入れる空気をつくって下さいました。おかげで、僕らは黄金町へ関わることができました。自分達が本当に面白いと思うことの実行と、地域のローカリズムとの関わり方がひとつのハードルであり面白いポイントでもあるのだと思います。(山崎)

 

[st-minihukidashi fontawesome=”” fontsize=”” fontweight=”” bgcolor=”#4682b4″ color=”#fff” margin=”0 0 15px 0″]今後どのような活動をしていきたいか?[/st-minihukidashi]

私たちの活動の参加者のみなさんが、自分たちなりのツアーをつくり、水辺の楽しみかたを作り出してほしいとも思っています。都市の水辺が人生を豊かにさせる一つであることを、もっと広く知ってもらえたら、さらに面白い活動につながるのではと思っています。ですから私たちの活動を多くの人と水辺の活動をシェアしていきたいと思っていますし、アピールしていきたいと思っています。(岩本)
水辺利用は様々な提案がされていますが「出発地点に戻る」という「決められた水域のみで遊びなさない」といわれている状況です。場所を決められています。それを突破したいと思いはあり、打破するためにはA点とB点の人とのつながりなど、コミュニティが大きな力になると思います。回遊的な活動も、地域に根差した活動も、両方進めていかないといけないと思ってます。まずは設置された桟橋を使って見せることが第一歩かと思います。多くの団体や人々が試みなければいけないと思います。(山崎)

こちらのディスカッションは『YCCスクール活動報告書 』(2012.04~2015.03)に収められています(外部サイトへ移動します。またご覧いただくには、Adobe Flash Playerが必要です )。

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