大岡川水辺ミュージシャンプロジェクト

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水辺ミュージシャンプロジェクト。このプロジェクトは、いつもの地元のひとたちとの川のイベントの後の打ち上げのなかで生まれました。

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この男は政岡玄といい、2012年の大岡川桜まつりの時に川の水上ステージに出演したミュージシャンです。それ以来、なにかにつけては、大岡川にかけつけて、Eboatの手伝いをしたり、ギターを弾いたりしていました。いつしか彼の事をみんな水辺ミュージシャンと呼ぶようになっていました。

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彼はギター一本でマイクもないのに歌い、あるときは船から陸のひとめがけてあるときは逆方向に一生懸命に歌います。川は陸地とフェンスで隔たれてしまったけれど、彼の歌声は軽く境界を飛び越えます。

そんな彼の人柄はまちのひとたちのハートをあっという間につかみ、みんなが愛する水辺ミュージシャンが生まれました。

2013年4月7日、この日は大岡川さくら祭りがありました。打ち上げの席で相変わらず玄ちゃんは歌いだします。

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いつもと様子がちょっとちがったのは、そこにホワイトボードがあったことです。

そこで、その打ち上げにいた地元の水辺の団体の人々、水辺荘の面々、市立大の学生さんに「水辺ミュージシャンとはなにか?」というテーマで討論してもらった。

その結果、水辺ミュージシャンというのはとても深く、そして大岡川を変える可能性があるすてきな取組みで、多くの人に知ってもらわなければならない、そしてそれがまちのPRになる、ということを導きだしました。

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ファシリテーションのホワイトボードの様子

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役回りの議事録までつくりました。

いつも、この程度のことは酒の席で盛り上がって話していますが、いつもいつも忘れてしまいます。しかし、今回はケータイ写真に収めてしまっているので、やらないわけにはいきません。

次の日、議事録をもとに私は企画書を書きました。

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しかし、ここからが大人の力の見せ所です。

水上でパレードすることは河川は問題ない事がわかりました。しかし、港湾エリアは港長の許可が必要だと言う事がわかり、早速海上保安庁に急行しました。

その結果、図面提出やいろんな書類が必要だという事が分かり、たくさんのひとに分担してもらって作業をしました。

建築設計を本業ではやっている手前、図面提出や役所折衝など手慣れたものです。

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CADで書いちゃいました。
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地図のトレースなんてお手の物。こんなところで技能が役に立つなんて!

海保の保安部の担当者とはたくさんのやりとりメールでさせていただきました。これが毎回赴かなければならなかったとしたら、実現できませんでした。彼には本当に助けていただきました。こういう担当者にあたると本当にありがたいです。

それから、利害を調整しなければならないかもしれない港湾をふだん使っている屋形船の組合さんや、カヤックやカッターの教室の方、水上バスの方などにお伺いをたてなければなりません。これも分担して行い,無事許可がおりました。

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横浜では史上はじめて、港湾事業者でない者がこの許可をもらいました。

企画の首謀者たち。musicianmafia
日ノ出町寅次にて。

さて、結果はどうだったのか?

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笑顔!

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当日は、シーフレンズさんも時間をあわせてライブを聴きにきてくれました。総勢30艇ほどの勢力がここにあつまり、彼のライブを聴きました。

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声が届きにくいというので、マイクも用意しました。それでも聞こえずらかったそうですので、それは残念です。

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こうやって橋から見てくれている人々。汽車道はふだん、ストリートミュージシャンをまったく認めないので、水上ならOKというのはけっこう新しい発見です。

この企画はメディアにもとりあげてもらいました。

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そして、もちろんみんなもりあがりました。

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実は、これをやったあと、まだ水辺ミュージシャンプロジェクトは進んでません。これはいけないことです。政岡玄につづく水辺ミュージシャンが現れるのか、それとも政岡玄があたらしい水辺ミュージシャン像をつくりだして、われわれをさらに魅了するのか、それは今後次第です。しかし、水辺と音楽はとてもいい組み合わせ。ぜひ今度はサンセットタイムにやりたいですね。

さて、この後この役所折衝の結果を活かして、メンバーの糸井君が別のしかけをします。2013/9/29に行われる予定の「インナーハーバーフェスティバル」において、糸井君は件の担当者さんと折衝することになりました。こういう経験をいろんなひとに伝えて行って、水辺の使い道が広がるのがいいですね。

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